簿記

仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第8回貸付借入-

投稿日:2017年9月19日 更新日:


簿記3級を独学で勉強やネットで勉強。全く初めてだと不安もあります。そして、勘定科目に借方、貸方とルールが何だか難しいイメージあります。仕訳とは、簿記を基本として、会社では経理部門が管理するお金(会計)の取引記録です。簿記3級合格レベルの知識を独学で。を最後まで説明していく8回目です。勘定科目と借方、貸方の仕訳と5つのグループ、勘定科目一覧もイメージできるようにしましょう。前回は、手形の裏書き、値引きについてでしたが、今回は、借入金や貸付金についてです。仕訳ルールを覚え、資格試験を受けるのであれば、問題や仕訳数をこなしていきましょう。全く知識がない、資格はなくても、経理チームや会計管理をする方々や業務に関係がなくても損益計算書や貸借対照表のような財務諸表を見ていくためにビジネスマンは知っておきたい基礎知識です。

貸付金とは

文字通り、お金を貸すことです。私があなたにお金を貸す。これを私から見たときが貸付金です。そして、通常、あなたが返済(お金を返す)とき利息がかかります。私は、元々の貸付金に利息をプラスした金額を受け取ります。

この貸付金は、勘定科目となります。グループは何でしょうか?貸したら返してもらえます。つまり、資産グループとなります。

< 勘定科目 >

  • 貸付金(資産):お金を相手に貸すこと

貸付金の取引

貸し付けたときの仕訳

取引:A店はB店に現金500円を貸し付けました。

A店がB店に現金500円→A店の現金が減少

現金(資産)の減少 = 貸方

貸し付けました→貸付金の発生

貸付金(資産)の発生 = 借方

仕訳をまとめるとこうです。

返済してもらった(返してもらった)ときの仕訳

取引:A店はB店から貸付金500円を返済され、利息20円とともに現金で受け取りました。

A店がB店から貸付金500円を返済されました。

貸付金(資産)の減少 = 貸方

あとは、現金がいくら返ってきて、利息の20円をどうするのかです。

まず利息ですが、利息をA店は受け取る。ということで受取利息という勘定科目を使います。グループは収益となります。

受取利息(収益)の発生 = 貸方

次に現金ですが、これは返済された500円+20円。つまり520円をもらうことになります。

現金(資産)の増加 = 借方

仕訳をまとめます。

< 勘定科目 >

  • 受取利息(収益):貸付金などの利息、預金の利息

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借入金とは

文字通り、お金を借りることです。私が銀行からお金を借りる。これを私から見たときが借入金です。そして、通常、私が銀行に返済(お金を返す)とき利息がかかります。私は、元々の借入金に利息をプラスした金額を受け取ります。

この借入金は、勘定科目となります。グループは何でしょうか?借りたら返します。つまり、簡単に言えば借金(支払わなければならない、返さなければならない)です。借金は、負債グループとなります。

< 勘定科目 >

  • 借入金(負債):金銭を借り入れることによって生じる債務

借入金の取引

銀行から借りたときの仕訳

取引:A店は銀行から現金900円を借り入れました。

A店が銀行から900円を借り入しました。

借入金(負債)の発生 = 貸方

次に、A店は現金で借りています。

現金(資産)の増加 = 借方

仕訳はこうなります。

銀行に返済したときの仕訳

取引:A店は銀行に借入金900円を返済して、利息とともに現金で支払いました。利息の年利率2%で借入期間は10ヶ月です。

A店が銀行に返済したので、借入金がなくなりました。

借入金(負債)の減少 = 借方

利息の年利率2%で借入期間が10ヶ月とあります。利息は計算して割り出します。この場合の利息は、受け取る利息ではなく、支払う利息です。したがって、支払利息という勘定科目となり、グループは、費用となります。

< 勘定科目 >

  • 支払利息(費用):銀行などからお金を借りた場合に支払う利息

利息の計算

利息 = 借入(貸付)金額 x 年利率 x 借入(貸付)期間 ÷ 12ヶ月

これは、貸付金の利息である受取利息でも同様の計算をします。

例の場合、

900円 x 2%(0.02) x 10ヶ月 ÷ 12ヶ月

18 x 5/6 = 15円

利息は、15円です。

まとめていきます。

  • 借入金(負債)900円の減少 = 借方
  • 支払利息(費用)15円の発生 = 借方
  • 支払った現金(資産)915円 = 貸方

現金は利息を含めた金額となります。

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手形貸付金と手形借入金

考え方は、貸付金と借入金の手形バージョンと考えてください。例えば、銀行でお金を借りると借用証書をもらうのですが、この替わりに約束手形を受け取るものです。

手形貸付金と手形借入金の取引

手形貸付金の仕訳

取引:A店はB店に現金500円を貸し付け、約束手形を受け取りました。

貸付金の際は、勘定科目は”貸付金”でした。今度はそれが、約束手形になった場合、勘定科目はどうなるのでしょうか?

この場合は、手形貸付金となります。貸付金に手形がついただけです。そして、貸したら返してもらえる約束手形なので、資産グループとなります。

< 勘定科目 >

  • 手形貸付金(資産):お金を貸したとき借用証書代わりの約束手形

A店は、現金500円を渡していますので、

現金(資産)の減少 = 貸方

もう一つの勘定科目は、貸付の証明に約束手形をもらいました。

手形貸付金(資産)の増加 = 借方

仕訳をまとめます。

手形借入金の仕訳

借入金の際の勘定科目は、”借入金”でした。それが約束手形になりました。勘が良い方はすでにおわかりですよね。

この場合は、手形借入金となります。借入金に手形がついただけです。そして、借りたら返さなくてはならない約束手形なので、負債グループとなります。

< 勘定科目 >

  • 手形借入金(負債):お金を借りた際に借用証書代わりの約束手形
取引:A店は、B店から現金500円を借り入れ、約束手形を渡しました。

A店は、現金500円を受け取っていますので、

現金(資産)の増加 = 借方

もう一つの勘定科目は、借入の証明に約束手形を渡しました。

手形借入金(負債)の発生 = 貸方

仕訳をまとめます。

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まとめ

今回は、貸付金借入金、手形貸付金、手形借入金の仕訳を説明しました。特に利息の計算が大切になります。ここまでくると勘定科目がわからないくらいで、仕訳自体には慣れているのではないでしょうか。復習も兼ねて、下記の以前までの記事も参考にしてください。

勘定科目一覧

資産グループ

  • 貸付金
  • 手形貸付金

負債グループ

  • 借入金
  • 手形借入金

費用グループ

  • 支払利息

収益グループ

  • 受取利息

基礎から始めたい方は、こちらです。→
基礎編:借方貸方どっちの覚え方。左右どっちに迷う仕訳を簡単に-基礎編-

第1回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第1回商品売買-

第2回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第2回現金-

第3回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第3回当座-

第4回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第4回小口現金-

第5回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第5回手形-

第6回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第6回為替手形-

第7回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第7回手形裏書値引-

第9回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第9回有価証券(株式)-

第10回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第10回有価証券(公社債)-

第11回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第11回未払未収金-

第12回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第12回払受金-

第13回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第13回立替金-

第14回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第14回給料-

第15回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第15回商品券-

第16回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第16回消耗品-

第17回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第17回貸倒引当金-

第18回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第18回固定資産-

第19回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第19回減価償却-

第20回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第20回売却-

第21回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第21回租税公課-

第22回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第22回資本金-

第23回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第23回繰延べ-

第24回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第24回見越し-

第25回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第25回訂正-

第26回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第26回帳簿-

第27回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第27回補助簿-

第28回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第28回小口現金出納帳-

第29回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第29回仕入買掛帳帳-

第30回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第30回売上売掛帳-

第31回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第31回手形帳-

第32回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第32回商品有高帳-

第33回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第33回試算表概要-

第34回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第34回試算表-

第35回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第35回伝票制-

第36回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第36回決算整理-

第37回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第37回締切帳簿-

第38回:まとめ簿記3級勘定科目一覧

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