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簿記

仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第24回見越し-

投稿日:2017年9月24日 更新日:


簿記3級を独学で勉強やネットで勉強。全く初めてだと不安もあります。そして、勘定科目に借方、貸方とルールが何だか難しいイメージあります。仕訳とは、簿記を基本として、会社では経理部門が管理するお金(会計)の取引記録です。簿記3級合格レベルの知識を独学でできるように最後まで説明していく24回目です。勘定科目と借方、貸方の仕訳と5つのグループ、勘定科目一覧もイメージできるようにしましょう。前回は、費用と収益の繰延べについてでしたが、今回は、費用と収益の見越しについてです。資格試験を受ける場合には、これをベースに問題を多く解いて仕訳数をこなしていきましょう。経理チームや会計管理をする方々や業務に関係がなくても損益計算書や貸借対照表のような財務諸表を見ていくためにビジネスマンは知っておきたい内容です。

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見越しとは

費用の見越し

決算日に行われる処理。当期に費用として発生していないといけないにもかかわらず、まだ支払われていないときに当期の費用として計上すること。例えば12月分の家賃にもかかわらず、支払いが翌月の場合など。(12/31決算日)

収益の見越し

決算日に行われる処理。当期に収益として発生しているにもかかわらず、まだ受け取っていないときに当期の収益として計上すること例えば12月分の家賃にもかかわらず、受け取りが翌月の場合など。(12/31決算日)

費用の見越し

費用の見越し

取引:(会計期間1/1〜12/31)12/31決算日、A店は10/1に銀行から現金200,000円を借り入れ、借入期間1年、年利率2%で利息は返済時に支払うことにしています。当期分の利息を見越し計上します。

返済時に利息を支払うため、実際にはまだ費用としては発生していませんが、借入金200,000円のうち、10/1〜12/31の3ヵ月分は、当期の費用(利息)。翌年1/1〜9/30までの9ヵ月分は次期分の費用(利息)です。決算日がきているので1年分のうち当期分の費用(利息)は支払ったとして計上して、残りは次期に支払うという処理をします。

借入金200,000円 x 年利率2% x 当期3ヵ月分 ÷ 12ヵ月(1年間)

= 1,000円

この1,000円は当期分の費用(利息)です。この支払う利息を“支払利息”という勘定科目を使って処理します。支払う費用なので、費用グループです。

また、利息は返済時に支払うとなっています。ここで計算した当期分もまだ実際、支払っておらず、返済時に支払わなくてはなりません。未払いの費用があります。ここでは、“未払利息”という勘定科目を使って処理します。あとで支払わなければならないいう意味で負債グループとなります。

< 勘定科目 >

  • 支払利息(費用):支払う利息
  • 未払利息(負債):まだ支払っていない利息

支払利息(費用)1,000円の発生 = 借方
未払利息(負債)1,000円の発生 = 貸方

これにより、帳簿上には当期の支払い分は計上されました。そしてそれは、まだ支払っていませんと処理できました。また、この”未払◯◯”は利息だけでなく、未払家賃、未払地代(土地代)や単に未払費用としても使われます。

費用の振替

繰延べ同様に、期首に再振替をします。

先の決算日での見越し費用を元に戻す処理をします。その際は、単純に逆仕訳をします。

これにより、支払利息が減り、利息が全てまだ支払われていない、つまりは、返済時に支払うとする状態に帳簿上、戻りました。

収益の見越し

取引:(会計期間1/1〜12/31)12/31決算日、A店は10/1B店に現金200,000円を貸し付け、貸付期間1年、年利率2%で利息は返済時に受け取ることにしています。当期分の利息を見越し計上します。

返済時に利息を受け取るため、実際にまだ収益としては発生してませんが、貸付金200,000円のうち、10/1〜12/31の3ヵ月分は、当期の利息。翌年1/1〜9/30までの9ヵ月分は次期分の利息です。決算日がきているので、当期分だけの利息(収益)受け取ったとして処理をします(見越し)。そこで、当期分の月割りの利息を出します。

1年分利息200,000円 x年利率2% x 当期3ヵ月分 ÷ 12ヵ月(1年間)

= 1,000円

この1,000円は当期分の利息です。この受け取る利息を“受取利息”という勘定科目を使って処理します。利息を受け取り利益になるので収益グループとなります。

また、利息は返済時に受け取るとなっています。ここで計算した当期分もまだ実際、受け取っておらず、返済時に受け取ります。未収の収益があります。ここでは、“未収利息”という勘定科目を使って処理します。あとで受け取れる利息いう意味で資産グループとなります。

< 勘定科目 >

  • 受取利息(収益):利息による利益。受け取ることで利益となるので収益グループとなります。
  • 未収利息(資産):まだ受け取っていない利息。あとで受け取れる利息なので資産グループとなります。

受取利息(収益)1,000円の発生 = 貸方
未収利息(資産)1,000円の発生 = 借方

これにより、帳簿上には”受取利息”として、当期分1,000円が計上されたことになります。また、この”未収◯◯”は利息だけでなく、未収家賃や未収地代、単に未収収益としても使われます。

収益の振替

繰延べ同様に、期首に再振替をします。

先の決算日での見越し費用を元に戻す処理をします。その際は、単純に逆仕訳をします。

これにより、受取利息が減り、利息を全てまだ受け取っていない、つまりは、返済時に受け取るとする状態に帳簿上、戻りました。

まとめ

見越しについて説明してきました。繰り延べと合わせて覚えましょう。

繰延べでは、費用の前払〜(資産)、収益の前受〜(負債)

見越しでは、費用の未払〜(負債)、収益の未収〜(資産)

これを覚え、何をいくら計上するのかを考えて仕訳してます。あとは期首に振り替えることを忘れずに。

勘定科目一覧

資産グループ

  • 未収利息

負債グループ

  • 未払利息

収益グループ

  • 受取利息

費用グループ

  • 支払利息

基礎から始めたい方は、こちらです。→
基礎編:借方貸方どっちの覚え方。左右どっちに迷う仕訳を簡単に-基礎編-

第1回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第1回商品売買-

第2回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第2回現金-

第3回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第3回当座-

第4回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第4回小口現金-

第5回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第5回手形-

第6回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第6回為替手形-

第7回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第7回手形裏書値引-

第8回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第8回貸付借入-

第9回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第9回有価証券(株式)-

第10回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第10回有価証券(公社債)-

第11回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第11回未払未収金-

第12回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第12回払受金-

第13回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第13回立替金-

第14回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第14回給料-

第15回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第15回商品券-

第16回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第16回消耗品-

第17回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第17回貸倒引当金-

第18回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第18回固定資産-

第19回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第19回減価償却-

第20回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第20回売却-

第21回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第21回租税公課-

第22回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第22回資本金-

第23回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第23回繰延べ-

第25回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第25回訂正-

第26回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第26回帳簿-

第27回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第27回補助簿-

第28回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第28回小口現金出納帳-

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第31回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第31回手形帳-

第32回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第32回商品有高帳-

第33回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第33回試算表概要-

第34回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第34回試算表-

第35回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第35回伝票制-

第36回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第36回決算整理-

第37回:仕訳を簡単にわかりやすく簿記3級合格レベルへ-第37回締切帳簿-

第38回:まとめ簿記3級勘定科目一覧

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