棚割り(平台エンド定番棚)と商品陳列(ディスプレイ)とお客様目線
投稿日:2017年8月8日 更新日:
商品ディスプレイ(並べ方)の方法である平台陳列、定番棚陳列、エンド陳列。用語の意味や並べる場所や方法は様々です。こお店では、様々な事情を考慮して、並べ方、つまりは、棚割りを決めて、商品ディスプレイを行なっているのです。その詳細編となります。簡単なお店のレイアウト図を用いて、使い方、陳列を知る上で知っておきたい専門用語をメーカー視点、店舗視点、どちらでも見れるように、そして誰でもわかるように説明します。概要については、こちらを参考ください。→店舗陳列(商品ディスプレイ)。棚割り(平台、エンド、定番棚)の基礎知識。
平台(島) / プロモーション / ステージ
(図)平台詳細
(図)店舗レイアウト赤部分平台
店舗レイアウト図の赤字部分の詳細です。入口から入って目立つ所に通常あります。テーブルの上に什器(商品を陳列する台)があり、特に下記のものが陳列されています。
- 売れ筋商品
- 店舗のプッシュ(推し)商品
- 企画(キャンペーン)に合う商品
例えば、下記図をご覧ください。
見たことありますよね??これは、キャンペーン企画を行なった際の平台イメージです。キャンペーンの実施については、
- 本社が企画し、全店舗で実施
- メーカーが企画提案、店舗本社が採用
- 店舗独自で企画実施
などのパターンがあります。とにかく大きく展開してあり目立つことから、お客様(消費者)がその商品を知らなくても、「売れているのかな。」や「なんだろう。」と
お客様(消費者)の”興味”を惹くこと
ができますよね。これって結構大切です。しかし、闇雲に平台で展開する形にはなりません。
“よく売れている(売上が高い)”
これは、切っても切り離せない視点となります。その他にも外部的な要因(ネットで話題、メディアに取り上げられている)など世間の空気感というのでしょうか、そういうモノにも左右されるため、これから売れるだろうや陳列場所変えたら売れるかもなど、”情報”知っておきましょう。ネットでも様々な情報を得られるはずです。
- メーカー、店舗から情報を教えてもらう。
- メーカーも店舗も自らの目や耳で情報をキャッチする。
そして、“メーカーと店舗(担当者)が信頼関係を築く”ことは、極めて重要な位置付けです。
定番棚 / プロパー
(図)定番棚詳細
(図)店舗レイアウト緑部分定番棚/プロパー
店舗レイアウト図の緑部分の詳細です。大きな通路から各カテゴリーの売り場に入っていくと存在します。
- 棚が複数ある。
- 何種類もの商品か細かく分かれて陳列されています。
の特徴があり、スーパーのお菓子コーナーやドラッグストアのシャンプー陳列の棚です。図の”Z(ゼット)”のようなものは、お客様(消費者)の視線の動きですが、こちらはこの記事最後に説明します。
エンド
(図)エンド詳細
(図)店舗レイアウト図青部分エンド
店舗レイアウト図の青部分の詳細です。“準平台”ともいうべき重要な陳列展開場所です。定番棚の列で大きく取り上げるべき商品であったり、定番棚で売上の高い商品をピックアップしたり、企画的に取り扱ったりと多様に変化に利用できます。業種や店舗規模により異なりますが、平台と同様に商品を何面も何段も使用して、商品を大きく取り上げます。
お客様(消費者)目線
定番棚の際に少し触れましたこの” Z(ゼット) “部分。通常、商品が陳列されている際、アルファベットのZ(ゼット)のようにお客様の視点が動いていると言われています。これは、陳列する際の一つの指標として陳列商品の優先順位(定番棚などの売上)を見据えて商品展開してねということです。また、新商品は、青と緑部分の間に陳列すると良いとも言われます。
さらにWebサイトでもこの”お客様の視線の動き”を使い設計してます。
商品の個別のページでのお客様視線の流れは、” Z(ゼット) ”
ホームページなどのトップページは、” F(エフ) “の流れで設計されています。豆知識として知っておくと良いですが、それだけきちんと考えられているということですね。
まとめ
なんとなくでもこれらを知っておくことは、商品を販売するような業種の人は大切です。
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