チーム力向上でチームワークを高める意味と意義4つの方法
投稿日:2017年8月19日 更新日:
「チーム力とは何?」「チームワークとは何?」何かの目標や仕事でもスポーツでも”組織力”の強化、向上、高め方などとも言われ、その力が大きくなればなるほど、その組織やチームは強いとされています。また、その手法は”チームビルディング”と呼ばれます。日本人は、その力が強い民族とされていて、”チーム一丸となって”いう言葉は聞いたことがあると思います。どこのリーダーであろうとマネジャーであろうとスタッフであろうと、これが機能するかによって仕事や結果に大きく影響を及ぼすものなのです。そのポイントは何でしょうか。
チーム力とチームワーク
言葉の定義としては、チーム力とチームワークには違いがあるのでしょうか。どちらも感覚としては、対して差がないイメージがありますよね。確かに、”力”って”ワーク”とも見てとれます。しかし、近年の実際の現場では、大きく違う気がします。
チームワーク(team work) = 連帯性、協働性、機能性、活性化。個人ではできない仕事。
チーム力(team power) = チームワークの集合体、総合力
ではないでしょうか。つまり、チームワークは、チーム力の一要素であり、最重要要素。チーム力はそれを内包するものであると考えることができます。
チームを機能させる4つのポイント
メンバーの一人ひとりが能力を最大限に発揮しながら、他のメンバーと互いに補完し合える協力環境、協働体制を作り、そして、個々の学習意欲の向上や満足感により、継続してスキルアップし、組織全体を活性化するには4つのポイントがあります。一昔前は、この担い手はマネジャーであることが多くありましたが、近年においては、リーダーやスタッフなどにおいてもこの壁が排除され、個々においても意識するもしくは参加する必要性が出てきています。
効率性の強化
実際の業務ではなく、事務的な作業やチームが動く際の手間や時間は少ないほうが良いはずです。ですので、業務を進める上で意思決定のプロセスや手続きが少なければ少ないほど効率的、生産的です。まずは個々の得意分野がより効率的であり、時間のかかる部分を他のメンバーで互いに補完し合う環境が必要です。そのためには、コミュニケーションを通じた相互理解や働きかけによる話し易いまたは発言し易い体制は必須でしょう。
目標の明確化
“チームとしての目標”の設定と明確化です。その上で、個々の個別具体的役割を明確化します。このことによってチーム全体の仕事を理解し、自分の仕事が目標にどう関わってくるのかを容易に把握することができます。
意思決定プロセスの強化
チーム運営のために誰がどこまでの意思決定をするのか、また、その決定を結果を必要とするメンバーに共有しなくてはなりません。ごく当たり前のことですが、この部分を明確にしておかなければ、結果が共有されてない。意思決定を権限のないメンバー同士で行ってしまい、チームの目標と違う方向へ業務を推進してしまうというトラブルが起きます。ただ、理想としては、決定権者など存在無くしてもメンバー同士だけでその都度意見交換を行い、チーム目標に向かうことです。
順応性
進捗などの環境は常に変化が生じることを考え、業務では変化に対応できるチームにする必要があり、社会的にも新しい価値を創造できるチームにする必要があります。生じた変化に対応することで、結束力や個々の成長、挑戦する気持ちを持ち続けることができます。
チーム力は総合力
この力が大きくなるほど、チームだけでなく個々の成長も得られ、1+1が2以上のプラス効果をもたらします。近年は、個人個人が別々のところから集まり、一つの目標・目的を達成するコミュニティも多くなり、いわゆる事業部チームのような形態だけではなくなっています。
- 連帯性
- 協働性
- 機能性
- 活性化
- 共有性
- 目標/目的
このチームワークの要素をいかに効率的、生産的にしていくかがチーム力の総合力となります。何か一つを成し遂げたチームは、以前より成長し強化できていることが重要です。そして個々のメンバーも。ネット環境が広く普及していようと、動いているのは人であり、人間であることを認識することも忘れてはなりません。
チーム力は、チームワークを向上させることにより得られるのです。
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