コーチングとティーチングしてトレニーング方法をコンサルティング!?

投稿日:2017年8月25日 更新日:

タイトル見ると、すでに訳がわかりません。コーチング前にティーチング!?トレーニング方法をコンサルティング!?横文字だらけです。みなさんは人材育成を行う過程でティーチング、コーチングという言葉を耳にするリーダー、マネジャークラスまたは、自社製品を取り扱う取引先の担当をしている方ではないでしょうか。ここではコーチングとティーチングを主として、一つ一つ整理していきます。言葉のイメージは、何となく見当がつきますよね。人材を育成する立場で出てくることが多いワードですが、何も社内スタッフだけに対してのものでは決してありません。

言葉の意味をみてみよう

多くの人があるイメージです。学校の先生は、ティーチャーですし、スポーツの指導者をコーチ、身体を鍛えるトレーニング、◯◯コンサルティング会社などと聞きますよね。それぞれの従来の意味を整理します。それぞれ出てくる一つの単語に”ing”が加わったものです。

  • teach(ティーチ):(学問など)人に教える
  • coach(コーチ):(チームなど)技術指導
  • trainee(トレイニー):訓練を受ける人
  • consult(コンサルト):意見を聞く、助言を求める

ビジネスにおける意味

teaching(ティーチング)

知識や技能を教えることです。自動車教習所で教官が車の運転の仕方を教えるなどです。基本的な知識、技術、経験がない場合に有効です。チームや担当者の集団に対して知識の共有に効率が良い方法です。

coaching(コーチング)

知識や技能を教えるのではなく、個々を尊重して、持てる力を引き出して、自主性を高める方法です。つまり、相手に気づきを促して、自身を変えようとするサポートをすることです。

training(トレーニング)

知識や技能の訓練です。知識や技能を使えるようにする、使えるようになることです。

consulting(コンサルティング)

企業などの課題、問題に対して、整理して解決策を助言、示し、成長を手助けする人または団体です。

ティーチングとコーチングのメリット、デメリット

どちらも向かっている方向が違い、意味が異なるのは明白ですが、使い分けが大切です。それを理解するために表にまとめます。

ティーチングは、基本的な知識や技能を習得することを目的としています。それにより、ティーチングする人の知識、技能の左右されてしまうとともに、トレーニングを受ける人(学ぶ人)が受動的、時には、やらされている感(依存感)が出てしまいます。そのため、一方的なコミュニケーションと言えます。例えば、自社製品の社内研修、自社製品の取扱い企業スタッフへの勉強会がそれに当たります。

コーチングは、基本的な知識、技能を基に、自発的に動いてもらえるようになることを目的としています。したがって、コーチングする人の時間的な思惑通りには事が進まない可能性が出ます。また、部下の話を聞く、部下に質問をする、成長を認めるなどにより、双方向でのコミュニケーションと言えます。例えば、自社製品の取扱企業へのアウトプット、自社製品の勉強会を受けた取扱い企業のスタッフが実際にお客様へ説明する時などがこれに当たります。

どちらも自社内の事柄で置き換えるとより分かりやすくなります。

状況により組み合わせる事で効果を発揮!?

ティーチングとコーチング、どちらが優れているという事ではありません。最終的には、スタッフなりチームの全ての人が、高い成果を上げる事が大切です。無理にティーチングしたり、無理にコーチングしたりすれば、相手が息苦しくなり、相手の反発を生んでしまうこともあります。

スポーツ選手が、”こうしろ””ああしろ”だけティーチングされたら、反発します。その上で、”なんでこれが必要か””どうしたら良いと思うのか”とコーチングされれば、どちらも納得して成果が上がります。(性格分析診断を自己、チームビルディングに活用して心理行動を整理する)

受動的な基礎のティーチング、自主性応用のコーチングと捉えると明確です。そして、個人でもチーム(コミュニケーション5つのチェックポイント)でも状況を間違えた方法を選択すると逆に反発を招きます。基礎部分はしっかりしている人に”こうなってるんだよ”と伝えても、”そこは知っているんだけど、その先がわからなくて聞いてるんだよ”と。(仕事を任せる方法や技術を学び、不安なまま丸投げにしないコツ)

重要なのは、どちらの概念も把握して、相手が望んでいるものを見極めて使い分けるということです。

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