リピート率の計算とリピーター率の計算方法。簡単に違いを把握する
投稿日:2017年10月18日 更新日:
リピート率とは、定義として、通販やお店の経営(飲食業や美容室、雑貨屋など)、何かモノを売る小売業でもサービスを売るにしても、リピーター(repeater)つまりは、継続的に繰り返し購入や来店してくれるお客様が多いと売上のベースが保たれていきます。その指標です。リピート率の計算は元より向上や高くする、リピート率の高い商品を分析するというのもありますし、それとともにリピーター率なんていうのもあります。どっちがどっちで何がなんだっけとならないためにわかりやすく簡単に解説していきます。混同しているかもしれません。
リピーター(Repeater)とは
定義を確認するため引用して、説明します。
repeat リピート(繰り返す)という動詞があり、それの語尾を「er」にした語であり、「リピートする人・者」という意味の語、「繰り返す人」や「繰り返す物」という意味の語である。ともかく「繰り返す人」とか「繰り返す物」ということを意味しており、語自体には、それ以上の特定の意味は無い。
たとえば、ある施設・店舗・公演などを訪れることを何度も繰り返す人であったり、また例えば、ある製品を購入することを繰り返す人であったり、良いことであれ、悪いことであれ、ともかく何かを「繰り返す」人や物を広く指しうる。
出典:Wikipedia
リピート率
リピート率(%) = 一定期間のリピート客数(人) ÷ 累計新規顧客数(人) x 100
リピート率とは、「ある一定期間(年、月、週など)に再度、商品を購入してくれた、またはサーピスを受けてくれた人」を「今まで来店くれた人(オープンからなど)」を割ることで算出されるものです。つまり、「今まで購入してくれた人のうち、どのくらいの人がリピートして商品購入やサービスを受けたのか」を示すものです。
例えば、オープンから現在まで10,000人のお客様が来店されて、今月再来店してくれた人が2,000人だった場合
リピート率 = 2,000 ÷ 10,000 x 100 = 20%
となります。
今までお客様になってくれた人のうち20%が今月来店してくれたとなります。
リピート率の場合、”累計新規顧客数(累計来店顧客数など)”で割ることを間違えなければ、計算はできます。また、一定期間に関しては、先月、今月、年間、先週、今週などで区切ったデータを必要に応じて集計したものを使用します。
リピーター率
リピーター率(%) = 特定期間のリピート客数(人) ÷ 特定期間の総顧客数(人) x 100
こちらを”リピート率”と考えている方が多いのではないでしょうか。
例えば、今月のリピート客数が500人、今月の顧客数が1,000人だった場合、
リピーター率 = 500 ÷ 1,000 x 100 = 50%
今月、来店されたお客様の半分がリピート客だったということです。もし、リピート客が800人だった場合はどうでしょうか。
リピーター率 = 800 ÷ 1,000 x 100 = 80%
となります。
当たり前にリピーター率は増えますよね。1,000人中1,000人がリピーターだったら100%です。
やった!となるでしょうか。これは、新規顧客数が全くいなかったことになってしまいます。つまり、毎月毎月このような状態では、売上は頭打ちになってしまいます。新規顧客の獲得を目指す必要があります。
その他の主な”率”→ 『GMROI』 『利益率と粗利益率と原価率』 『在庫回転率』
まとめ
何かしらのお店の経営では、リピーター率ではなく、リピート率が重要なのです。毎月毎月、来店されて購入される方を固定すると同時に新規顧客の開拓をしていくことで売上が伸びていきます。
リピーター率、混同してはいませんでいたか。
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