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ビジネス

在庫回転率の計算方法と商品回転率で在庫商品の数と力を見極める。

投稿日:2017年9月9日 更新日:

在庫回転率(商品回転率)のこの”回転率”って何を示している?アパレルなどのモノ売る小売業、飲食業などでは、在庫の計算、つまりは、在庫回転率(商品回転率)を上げることや算出ことを知っておくことは大切です。近年では、パソコンソフトなどにより自動計算された数字のみを見ている場合もあるかとは思いますが、在庫回転率(商品回転率)における商品在庫の指標、目安は、是非とも触れておきたいところです。ここでは、実際の計算と在庫回転率(商品回転率)の意味を簡単に説明していきます。

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在庫回転率(商品回転率)とは

商売をやっている人であれば、在庫/商品回転率が高い=よく売れている。在庫/商品回転率が低い=売れていない。これは、なんとなくイメージできているのではないでしょうか。在庫/商品回転率を調べてみます。

在庫回転率(商品回転率)とは

一定期間(通常1年)に商品が何回転したかを示す比率。その期間の売上原価を商品平均在庫高で除して求める。比率が大きいほど販売効率がよい。

出典:コトバンク

簡単に言えば、在庫/商品が1年間で何回転したかです。1年間に6回転すれば、在庫(商品)回転率は6回転となります。1年間で6回転なので、2ヶ月に1個売れているということです。また日数ベースにして考えると約60日に1度売れていることになります。

計算式(小売業編)

売上 = 商品売上数量 x 単価

在庫回転率(商品回転率) = 1年間の商品売上 ÷ 平均商品在庫高

平均商品在庫高 = (期首在庫高 + 期末在庫高) ÷ 2

必要となるのは、以上の3つです。これを実際の金額ベースで考えていきます。

商品在庫高の話

商品在庫高を計算に使う場合、3つの方式があります。

  1. 期末の商品在庫高(商品棚卸高)
  2. 期首と期末の商品在庫高(商品棚卸高)をプラスして”2”で割る。(平均商品在庫高)
  3. 年間の商品在庫高合計を”12″で割る

ここでは、”2”を利用しています。

売上から在庫(商品)回転率までの計算 – 各商品編 –

例えば、商品Aが単価1000円で、1年間に6個売れたとします。そして、在庫は、売れたら1個仕入れてを繰り返していると考え、在庫は1個しか持たないで価格は1000円とします。

売上は、1000円 x 6個 = 6000円

在庫/商品回転率は、6000円 ÷ {(1000円 + 1000円) ÷ 2} =6回転

となるのです。

1年間で6回転しているということは、月換算にすると

12ヶ月(1年間) ÷ 6回転 = 2ヶ月

2ヶ月に1度のペースで売れていることを示します。さらに日数換算にすると

365日(1年間) ÷ 6回転 =60.8日

約60日に1度のペースで売れているとなります。

ここまでは、商品A一つにスポットを当てましたが、ジャンルやカテゴリー全体で示す場合やっていきます。

売上から在庫(商品)回転率までの計算 – ジャンル、カテゴリー編 –

現実に近いのはこちらです。

まずは、在庫/商品回転率を計算するにあたり、平均在庫高を算出します。(期首在庫高 + 期末在庫高) ÷ 2です。

4月1日(期首)時点のお店の在庫金額が500万円、3月31日(期末)時点で550万円だったとします。

(500万 + 550万) ÷ 2 = 525万円となります。

次に売上です。1年間のカテゴリー(個別商品全体)の売上で、4000万円だったとします。

在庫/商品回転率:4000万円 ÷ 525万円 = 7.61回転

月換算:12ヶ月 ÷ 7.61回転 = 1.57ヶ月

1.57ヶ月に1度のペースで売れる。

日数換算:365日 ÷ 7.61回転 = 47.9日

47.9日に1度のペースで売れる。

このようになるのです。

売れるベースではなく、1.57ヶ月分の在庫を保有しているとも言えます。(年間売上の1.57ヶ月分の在庫がある)

何がわかるのか

お店は、どんどん売れて、仕入れてのスピードが早く、在庫/商品回転率が良い方がいいですよね。

つまりは、

  • 在庫/商品回転率が良い = 仕入れと売上のバランスが良く、効率よくお店の在庫が回っている
  • 在庫/商品回転率が悪い = 不良在庫(売れていない商品)を多く抱えている可能性が高く、在庫(仕入れへの)投資が大きくなっている

と見ることができるのです。お店であれば、不良在庫は在庫負担となり、値引きなどによる販売の検討や最悪の場合、売れている商品まで仕入れることができない。という事態になりかねません。

もし、適正の在庫金額を算出するとなると

適正在庫金額 = 1年間の売上 ÷ 目標在庫(商品)回転率

となります。

計算式(飲食店編)

飲食店は、小売業と少し異なります。売上 = 客数 x 客単価ですが、細かくすると

売上 = 座席数 x 回転率 x 客単価 

回転率 = 客数 ÷ 座席数

客単価 = 売上 ÷ 客数

となります。

売上50万円、客数200名、座席が50席で考えてみます。

客単価:50万円 ÷ 200名 = 2500円

1人当たりのお客様が、2500円平均でお店でお金を使ってくれているということです。

回転率:200名 ÷ 50席 = 4回転

1日にお店の椅子を何人のお客様が座ったかの指標です。

売上は、公式に当てはめれば、50万円と確認ができます。

飲食店の難しさ

飲食店の売上を伸ばすには、客単価を上げるか客数を増やすかと言われます。これに大きく関わるのが回転率となるのです。

牛丼屋さんのようにお客さんの購入単価が低くても回転率が高く、結果お客様も多くなり、売上を確保したり、逆にコース料理を提供するような高級なお店では、料理の単価も高いため、回転率が低くお客様が少なくても売上を確保できる構造なのです。

そして、座席数に関しては、客席稼働率が関係しています。

客席稼働率とは

飲食店などにおける、客席に対する客の数を割合で示したもの。客席稼働率が高ければ高いほど、無駄な空席がない状態と言える。

出典:weblio

無駄な空席です。テーブル4名席に必ず4名座るとは限りませんよね。私たちも経験がありますよね。必ず相席するわけでもありませんし。

つまり、それも含めて、座席数 = 満席状態での回転率を上げていくのかが、大きなポイントなのです。計算式に各項目の目標値を入れることで、売上目標を取るための回転率や客単価が計算できます。

『客数か客単価か』→ 『客単価を上げる方法と下がる原因』

まとめ

2つのパターンをみてきましたが、ご自身の業種に当てはめて考えてみてください。

ここでは年間をベースにしてきましたが、計算式の”年間売上高””平均在庫高”を“日数”や”週”に置き換えることで計算を行えます。

そして、高価な商品であれば、回転数は悪いはずです。売上を見たときに1個売れると大きいので、仕入れないという判断は慎重にしましょう。1個売れたときの売上への貢献は高いはずです。

在庫回転率とは、あくまで在庫の売り行きの早さでを示すものです。つまり、在庫回転率が高いからといって、それが効率的に儲け(利益)を発生させる商品ということではありません。

儲け(利益)にスポットを当てた”率”には、交差比率(交叉比率/こうさひりつ)というものがあります。両方を比較して、お店にとって“稼ぐ力のある商品”を検討することが必要です。

また、商品回転率は、原価、売価で求めるやり方どちらも可能です。セールなどの値引きにより値入率が変化するアパレルは、原価で求める方式が多く、企業で何を重視するかにより、どちらを使うかが決まってきます。

 

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