広報(PR)と広告、販促の違いと意味。基本の宣伝を押さえよう。

投稿日:2018年8月4日 更新日:

マーケティング、宣伝(プロモーション)と呼ばれるものに出てくる、広報、広告、販促という言葉。これらの意味や違いとは何なのでしょうか。PR会社に広告代理店、会社としても様々あり、広告宣伝費なんて言葉もあります。ここまでくると言葉の意味の基本を押さえておかなけば、仕事の選択の場面でも間違えることになってしまいます。そうならないために、ここでは、プロモーションって何なんだろうというところから、簡単に概要を説明していきます。

『プロモーション』ってそもそも何?

プロモーションとは、大義で”宣伝”を意味します。製品やサービスの一般的認知(意識や関心)を拡大して、購買を促進するための活動をいいます。

プロモーションの方法

  1. 広告
  2. 広報
  3. 販売促進
  4. 人的販売
  5. 口コミ

プロモーションにはこのような方法があります。

つまり、“広報”も”広告”も”販促”も広義でいえば、プロモーションに集約されます。

次から各項目について見ていきましょう。

広告(Advertisement/アドバタイズメント)

『宣伝して欲しい企業が広告主となって、お金を払って(有償)、各メディアに情報発信していく宣伝手段』

主にマスメディアを使用する宣伝をいいます。

・テレビやラジオCM

・新聞、雑誌

・電車中刷り、駅内広告、ラッピングバスなど交通広告

・リスティング、バナーなどのWeb広告

が例に挙げられます。

広報(Publicity/パブリシティ)

『宣伝して欲しい企業が、お金を払わず(無償)、マスメディアや媒体を持っている企業に情報発信して、それを取り上げ、記事、報道してもらう宣伝手段』

・プレスリリース

・SNSを利用した情報発信

が例に挙げられます。プレスリリースについては、代行する企業も存在しているので、その場合は有償となります。また、単純にPRと呼ばれることもあります。

販売促進(Sales-Promotion/セールスプロモーション)

略して、” SP “ともいわれるものです。簡単にいってしまえば、

『製品やサービスの販売を促進させるために行う施策』

です。

短期的にお客様に“今買わなければならない理由”を促進して、購入してもらう目的があります。企業は、売上増加、顧客の取り込みが目的です。

・チラシ、DM(ダイレクトメール)

・各種キャンペーン(特典付き、値引き)

・クーポン

お客様向けには、このようになりますが、企業内部としては、

・店頭POP

・グッズ制作

これらも販売促進の一部となります。

人的販売

『実際にヒトを使って営業活動をするもの』

・展示会への出店

・訪問販売

・店頭での実演販売

これが一番イメージが湧きやすいかもしれません。

口コミ

『お客様同士で情報共有が行われ、拡がっていくもの』

・SNSでの情報共有

・商品レビュー

これらは、近年ヒットを生むのに多く活用される手法です。これも普段からSNSを利用している人はわかりやすいでしょう。

オススメ記事 → [プッシュ型/プル型広告]  [オウンドメディア/アーンドメディア] 

まとめ

簡単ですが、概要をまとめました。例を抑えると、PR会社、広告代理店の仕事内容が見えてきます。近年は、それぞれが曖昧になっていたり、全部含めマーケティング部なんてこともあります。これらは、企業の認識や組織編成によりますので、もし、これから仕事しようとする方は、よく確認して見る必要があります。

大きく捉えると、広告は、企業が”枠”を購入して(有償)、載せる。広報は、話題を提供して(無償)、記事や報道してもらう。これが主となります。

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