定量的と定性的の意味。違いや英語、評価方法を分析してみよう。
投稿日:2017年11月11日 更新日:
分析は、定性的な評価ではなく、定量的評価で表して!目標は定性的ではなく、定量的に表現して!この定性的と定量的の意味の違いとは何でしょうか。定量性、定性性とも呼ばれます。英語でもQuantitative(定量的)、Qualitative(定性的)と微妙な違いで、比較的わかりにくいと言えます。ビジネスでの人事評価基準や説明する際に聞くこともあります。定量と定性に関するマーケティングでの分析方法として有名なのは、KPI(Key Performance Indicator)、KGI(Key Goal Indicator)があります。このようにいろんな場面で出てくるのですが、意味の違いを押さえておかなければ、何も進みません。ここでは、簡単な例かつわかりやすく纏めて、概要を理解できるようにします。
定量的と定性的の意味
- 定量的:数値化、数字で表すコト、モノ
- 定性的:数値化、数字で表せないコト、モノ
簡単に表すならば、このようになります。
定性的:「明日からランニングしよう。」
定量的:「明日から5kmランニングしよう。」
評価や分析などでもこれを念頭に置くことで理解が容易になります。
評価で言えば、
“目に見えない働きや努力、このような過程で起きている数値化できないもの”が定性的であり、”数値化した達成率など”は定量的です。
ビジネスでは、
「今度の新商品は、女性層の購入の伸びが期待できます。」
「今度の新商品は、女性層20代から30代の購入10%の伸びが期待できます。」
どちらが定性的でどちらが定量的でしょうか。
前者が定性的で、後者が定量的です。しかし、定量的表現の場合、「その数字は、何を根拠として出されたものなのか?」。裏付けが必要ですよね。
つまり、定性的なものを定量的に表そうとした場合、「あれっ、難しい」となります。先ほどの目に見えない努力はどうしたら定量化できるのかと。
定性的なものを定量的に表現するために
このためには、比較対象や情報が必要となります。
- 売上前年比など過去の基準となるモノ、コト
- 他社の比較となるモノ、コト
- リサーチ結果などの情報
つまり、警察でいう証拠となる裏付け捜査です。
『KPI』『KGI』詳細 → KPI/KGI
まとめ
大切なので普通にまとめていきます。定性的定量的に表すとはこの基本を押さえましょう。
定性的とは:〜の性質や〜の傾向など数字や数値化できないコト、モノ
定量的とは:個別・具体的に数字や数値化できるコト、モノ
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