OJT/Off-JT/SDSの教育手法種類の割合と組み合わせ
投稿日:2017年10月23日 更新日:
教育手法や方法の種類であるOJT(On the Job Training)、Off-JT(Off the Job Training)、SDS(Self Development System)。SDSとは自己啓発を意味し、これら3つは、企業での新入社員研修や新人教育で唱われる柱となる方法です。目的、目標を明確に、計画的に進め、内容における効果を検証して、より良いものにしていく必要はあるのものの、基本としての概要を知っておかなければ、何にもなりません。何となくの感覚を整理して、一旦見直してみましょう。
OJT(On the Job Training)とは
よく耳にしますよね。「企業内訓練」といわれ、職場内での業務教育、指導のことです。職場の先輩や上司が、仕事を通して必要な知識やスキルを教えながら育成していきます。
簡単にいえば、アウトプット型の教育といえます。
内容に関しては、
- 個々の特徴を捉えた個別指導
- 業務の調整
- 仕事への姿勢や態度
大きく区分するとこうなります。
具体的には、
- OJTを行う意義の明確化
- OJTの目標設定と計画作成
- 実践
- 結果とフィードバックを行い、次のステップへ
最初以外は、その後2〜4を繰り返していきます。
OJTの何よりの基本は、
「仕事をしながら、易い業務からより難しいとされる業務へのチャレンジさせ、育成することです」
Off-JT(Off the Job Training)とは
OJTと対比されます。「企業外訓練」「業務外教育」といわれ、社内外のスキルアップ研修、指導のことです。イメージとしては、座学が思い浮かぶ方が多いと思います。
日常の業務であれば、それはOJTにより執り行えます。このOff-JTでは、
- 業務に必要な最新技術を学ぶや専門的な知識を学ぶため、専門家を招いての教育
- OJTの指導のバラツキを補完するもの
簡単にいえば、インプット型の教育といえます。
具体的には、
- 対象者
- 目標と目的
- 何を行うのか
この3点です。特に何を目標目的としているのかは、非常に大切な項目です。個別指導というよりは、集団指導といえます。
SDS(Self Development System)とは
「自己啓発」「自己投資」です。業務外の時間を利用して、自発的に能力開発をします。企業によっては、資金のバックアップを積極的におこなってくれる所もあります。
これについては、行っていくにあたり、大切なステップは3点です。
- must:「やるべき」こと
- can:「できる」こと
- will:「やりたい」こと
これは、本当に重要です。mustは、現実として本当にやるべきこと。canは、現実としてできること。willは現実としてやりたいことです。
そして、mustの項目をcanの項目へ移行できるようにスキルアップしてwillの項目を行っていくと繰り返していきます。全て、掛け合わせて行っていくことが必要です。
つまり、今やるべきことをできるようにして、やりたいことへ繋げるということです。間違ってはいけないのは、willをいつまでもwillの項目にしていてはいけないのです。もっといえば、willをmustにしてcanにしていくというのがわかりやすいでしょう。
関連参考:ジョハリの4つの窓図で自己分析を簡単にわかりやすく使い意味を活かす方法
まとめ
OJTばかりをやれば良いわけでもなく、逆にOff-JTばかりでも良くありません。特に、ないをするにも目的、目標を見失わないようにします。SDSに関しては、業務に関係あれば、会社の支援もあるかもしれません。これに関しては、仕事に捉われたり、堅く考えず、自身の人生にも十分汎用できるものなので、考えてみると良いでしょう。
SDS関連参考PDCA他:3つの簡単な手段
スポンサーリンク