OEMとODMの違いとは何かをわかりやすく意味を整理してみよう

投稿日:2018年3月7日 更新日:

モノの生産や何かを生産して販売しようとした時、例えば全く0(ゼロ)から化粧品やアパレル製品を販売しようと考えた場合、生産、製造どうしますか?もちろん私たちは生産工場をもっていませんし、何もないです。ただ、企画と販売方法だけはある。などこのような時にOEMやODMが出てきます。既にモノを製造販売している企業ではOEMやODMを利用しているかもしれません。それぞれのメリットやデメリット、特徴は何でしょうか?そして、OEMとODMの違いとは何でしょうか?パソコンやスマホでもあなたの持っているものは、これらで製造されたものかもしれません。ここでは、わかりやすくそれぞれの意味を整理してみます。あなたはブランドを立ち上げて製品を作ろうとしている依頼者の立場として見ていってください。

『ODM』とは

『ODM』とは、

“Original Design Manufacturing”の略

オリジナル・デザイン・マニュファクチャリングと読みます。

特徴

製品の企画、仕様、設計、開発、生産製造まで行う。

近年では、物流やマーケティングから販売方法、施策までODMとして提供する企業もあります。

販売の際は、依頼者の”ブランド名”で販売されます。

例えば、あなたが、「○○ブランドという化粧品を作ろう」と考えたとします。それが、化粧水だとします。その化粧水の中身の企画から設計、開発、生産製造をODM企業に委託し、納品された後、製品の販売は、あなたの○○ブランドという名前で、店頭で販売することになります。

ODM企業が製造したサンプルを確認したのち、依頼者は、仕入れるか(購入するか)を決めます。

メリット

依頼者や依頼企業としては、

製品企画開発のノウハウ、生産製造の技術や設備がなくても自社ブランドとして製品を販売できる。

ODM企業としては、

利用してくれることで、利益が増える。

これは、当然のことですが、その他ODM企業としての技術向上ができるため、自社ブランドを手がけることも視野に入ってきます。

デメリット

依頼者や依頼企業としては、

消費者に渡る際の製品単価、つまりは販売価格が上がってしまう点。

依頼企業としては、製品設計から製造までいわば”外注”して委託し、更には自社も販売するからには利益が必要になります。そのため、必然的に製品単価は上がります。また、製造する数量にもより変化しますが、当然、大量に製造する方が製品単価を下げることができます。

更に、技術や生産能力やノウハウを持つことができないため、ただの販売屋になりかねず、会社の維持、継続を考えると成長が見込めないというデメリットが存在します。

ODM企業としては、

製品に問題が生じた場合、クレームやリスクを受ける可能性が高い点。

様々な法律に則ってではありますが、販売企業とODM企業できちんと問題が起きた際の”責任”の所在を契約で取り決めていないと日本では”製品を製造した企業”つまりはODM会社が批判を受けることが多々あります。

『OEM』とは

『OEM』とは、

“Original Equipment Manufacturing”

または

“Original Equipment Manufacture”の略

オリジナル・エクイップメント・マニュファクチャリングまたは、オリジナル・エクイップメント・マニファクチャーと読みます。

特徴

製品の生産、製造を行う。

依頼者や依頼企業の企画、設計されたものをそれに従い、生産製造するのがOEM企業です。

販売の際は、依頼者の”ブランド名”で販売されます。

例えば、Iphoneでお馴染みのApple社。製品の企画、設計はもとより、スケジュールまで管理し、生産や製造に関しては、OEM企業に委託し、納品された後、Iphoneという名前で、店頭で販売することになります。

メリット

依頼者や依頼企業としては、

製品の生産製造の技術や設備がなくても自社ブランドとして製品を販売できる。

依頼企業としては、製造を”外注”して委託できるので、人件費や生産工場を新たに持つなどしなくて良くなります。更には自社は企画や設計に専念できるメリットもあります。ODMと同様ですが、製造する数量にもより変化しますが、当然、大量に製造する方が製品単価を下げることができます。

OEM企業としては、

利用してくれることで、安定した利益が増える。

初めは少量でも後々の利益を考えた場合、その製品が市場で売れてくれれば、より大量に生産依頼が来て、利益に繋がります。その他OEM企業として、工場の稼働が上げるできるため、施設のコストを抑えることができます。

デメリット

依頼者や依頼企業としては、

製造技術や製品のノウハウをOEM企業に吸収される。

依頼企業としては、製造を”外注”して委託できるので、何を作るのか、どんな形で作るのかという企画設計がOEM企業に知られることになります。そのため、将来、同様の商品を販売しようとする競合他社となり得てしまいます。秘密保持の契約(NDA)をきちんとしておく必要があります。

OEM企業としては、

生産、製造量が依頼者側の都合であったり、低価格受注を迫られる。

クレームや問題が起きた場合の責任の問題もありますが、OEM企業としても継続的な生産がなければ、利益に繋がってきません。更に、製造するだけなので、継続的発注になれば、コスト削減を依頼者や依頼企業から迫られることがあります。

まとめ

簡単にまとめると、

ODM → 企画計画、設計、開発から生産製造までの全ての工程を担う

OEM → 生産、製造部分のみの工程を担う

この違いが最大の特徴です。どちらも依頼者や依頼企業のブランド名で販売するのは共通しています。

アパレルや化粧品類が主に挙げられますが、スマホやパソコンでもこの手法は多く取られています。そして、OEMとODMも全くの”0(ゼロ)”から作る場合は、あまり境界線がわからない状況になってきているのも確かです。どちらかと言えば、協力し合いながらのイメージが強くなってきています。

OEMやODM企業は、工場の稼働が上がること。依頼者や依頼企業は、生産工場への設備投資やそこで働く人の人件費などが削減できるのが大きなメリットとなります。

そして、”責任の所在”については、”契約”によってきちんとしておくのは、大変重要です。

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