リーダーシップの能力発揮に必要力はなく、皆向上して高められる

投稿日:2017年8月24日 更新日:

リーダーシップを身につけ発揮しましょう。必要な能力とは。開発向上セミナー。など、リーダーシップという言葉が使われる場面があります。単純にリーダーシップとは、何か先頭に立ってチームを引っ張る人です。しかしながら、その立場になっている人やこれからなろうとしている人は、それは、一体何なのか。自分に能力があるのか、足りていないのではないか。と悩み、疑問を持ちます。リーダーシップは、才能ではありません、身につけていけるものです。もちろん、最初から性格的にリーダーシップが合っている人もいるでしょう。ここでは自己分析も行いながら、リーダーシップをタイプ別に分ける方法をみていきます。皆さんもご自身がどんなタイプで把握して、繋げていきましょう。

リーダーシップとは

リーダーとマネジャーの違いも役割も能力も境界線は薄れゆく時代へでも少し取り上げたリーダーシップ。

  • リーダーシップ(shipは船の意味):指導力、統率力

つまりは、何か先頭に立って、チームを引っ張る人です。リーダーシップとは、才能ではないので、誰でも発揮することができます。例えば、パソコン知識が豊富で強く得意で、対人関係が苦手な場合、パソコンを使って行う業務であれば、その人がリーダーシップを発揮するでしょうし、逆に接客やプレゼンの場合は、対人関係が得意な人がリーダーシップを発揮するでしょう。

また、リーダーシップは、数字や数値で表すことができないため、悩ませます。

リーダーシップを身につける。

あなたが、リーダーシップの能力がある。資質があると思うリーダーシップとは何でしょうか。

  • 人間的魅力で”ついていきたい”と思える人。
  • 自らが動くと周りに影響を与え、周りが追随して動いてしまう力、影響力。

この2つです。人間的魅力が大きいですよね。しかし、これだけでもありません。これは、先頭に立ってチームを引っ張っていける”人間的魅力”です。どうしても、”指示、命令をする人、すること”と捉えがちですが、それは、リーダーシップではなく、言葉だけで言えば、”リーダーの仕事”なのです。

リーダーシップとは、目標達成に向け、自ら行動するとともに、確認修正を加え、周りのパフォーマンスもあげて、最大の目標達成に導く能力

詰め込むとこうなります。皆さんにもありませんかこの能力?リーダー=リーダーシップという概念が強く浸透しています。しかし、それは違います。何でも良いですが、親睦会の幹事をします。するとやらなくてはいけない事となり、周りとも相談して店を決め、成功させようとします。これが、リーダーシップです。

リーダーシップを身につけるには、上記の“リーダーシップとは〜”の経験を大小関係なく、多く積むことです。そして、持って生まれた才能ではありません。それこそ、”身についていく”ものです。

一つの目標に向かう周りのメンバーの意見に耳を傾け、共有し、確認と修正を繰り返した上で、メンバーと全体のモチベーションを維持できる環境を整える。指示命令だけではありません。そして、自分本位で一人で行うのではなく、チームを意識していける感覚を身につけていくことです。

何より、誰でもリーダーシップは持っていて、発揮できるのです。

リーダーシップ理論

リーダーシップをタイプ別に分析する、リーダーシップ行動論。PM理論というものがあります。

PM理論(ピーエムりろん)

PM理論とは集団機能という観点からリーダーシップの類型化を試みた三隅二不二(みすみじゅうじ)によって1966年に提唱された理論である。

出典:コトバンク

この理論は、

  • P機能(performance function):目標達成能力
  • M機能(maintenance function):集団維持能力

によって構成され、”P”と”M”の2つの能力の強弱でリーダーシップを4つのタイプに分類するものです。

  • P:目標設定や計画立案、メンバーへの指示で目標を達成する能力
  • M:集団における人間関係を良好に保ち、チームワークを強化、維持する能力

P機能もM機能も強いタイプをPM型、P機能は強いがm機能が弱いタイプをPm型、p機能は弱いがM機能は強いタイプをpM型、両方とも弱いタイプをpm型として4つのタイプに分けます。

PM型

目標達成の力、生産性を高める力もあり、部下への配慮を欠かさず、チームを維持し、まとめる力がある。リーダーの理想型タイプです。

Pm型

目標達成の力、生産性を高める力はあるが、部下への配慮が欠けており、チームを維持し、まとめる力が弱い。成果はあげるが、人望がないタイプと言えます。

pM型

目標達成の力、生産性を高める力は弱いが、人間関係や部下への配慮、チーム維持を維持し、まとめる力はある。成果をあげる力が弱いタイプです。

pm型

目標達成の力、生産性を高める力、部下への配慮、チーム維持、まとめる力、全てが弱い。リーダー失格タイプです。

これらを決めるにあたっては、3つを使います。

  1. 自己評価
  2. 他者評価(部下、チームメンバー)
  3. 個人個人の満足度(会社や給与、チームワークやコミュニケーションなど)

PM理論は、評価のためや良い悪いを判断するものではありません。改善するために必要な行動は、何なのかを知るために用いるのです。行動が十分でないと評価したものは、問題点を分析して、改善して、向上させていきます。そして、よりPM型に近くなっていくのです。

リーダーシップは身につけられる。リーダーシップにも4つのタイプがある。自己評価や自己分析(論理的思考(ロジカルシンキング)の分析方法)も客観的に自身のリーダーシップはどうなのかも見ることができるでしょう。

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