金のなる木、負け犬、問題児、花形でPPM分析とは何?
投稿日:2017年8月9日 更新日:
金(かね)のなる木、負け犬、花形に問題児という項目をもつマーケティング分析。計算ではなく、基本的なビジネス戦略を考えるPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)分析とは何!?何かモノを売ったり、サービスを提供したりしていると、売上が好調な商品(製品)、売れてきている商品(製品)、全く売れていない商品(製品)など様々あります。マネジャーやリーダーは、意味を理解して、日々その動きを追って、戦略や策を練って管理しなくてはなりません。これは会社の事業だけでなく、店舗運営でも同様です。PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント/金(かね)のなる木、負け犬、花形、問題児)分析とは、何種類かの事業や何万種類の商品(製品)に効率的に経営資源(お金やヒト)を利用して戦略をどうするのかを考える上で適している基礎的分析のできるマーケティングの一つです。ここでは、簡単概要として、理解してもらうために、わかりやすくまとめて説明します。
PPM分析表とは
縦軸に市場成長率、横軸を市場シェアとして作成します。
このように自社事業や店舗運営でモノ(商品/製品)やサービスが属している市場の成長率(売上が伸びている割合)や占有率(市場や店舗内での売上に占める割合)を確認して、今後の事業や店舗運営でどのような戦略をとっていくのかを明らかにしていく指標となります。
『占有率の考え方』→ 占有率の計算
それぞれ4つの項目を見ていきましょう。
PPM分析項目の意味
これらに自社の事業やモノ(商品/製品)、サービスに当てはめて、積極的に売り出すのか、撤退するのか、それぞれ戦略を検討していきます。
『マーケティングって何?』→マーケティングとは簡単にいうと何かがわかる基本と意味の戦略入門
店舗に例えるなら、
- 花形:売上の高い商品
- 問題児:売上の伸びてきている商品
- 金(かね)のなる木:売上は安定しているがこれ以上の伸びを期待できない商品
- 負け犬:仕入れたのに全く売れない商品
となります。
お金やヒトをどこに投入していき、何を強くさせていくのか。ポイントとなるのは、問題児に分類される事業またはモノ(商品/製品)、サービスです。ここに分類されたモノは、より深く、より広い視野で検討し、力をいれていくのか撤退かを判断しなくてはなりません。
そして、”金のなる木”に関しては、毎月でも毎日でも既に売上が安定しているモノやサービスであり、決して”売れない”または”売れていない”モノやサービスではないことに注意しましょう。つまり、売上は、高い状態で安定しているのです。
PPM分析で得られる重要なことは、“今後の伸び”の部分で、市場と自社のモノやサービスとの距離感や実際、市場に受け入れられいるのかなどを測り、戦略や販売方法の修正なり、排除なりを大まかに分類、検討していく指標であることです。
自社のモノやサービスにあてて考えてみては如何でしょうか。
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