ベンダーとはサプライヤーとは。意味や違い、メーカーとも違う。

投稿日:2017年11月18日 更新日:

ベンダーとは何なのか?サプライヤーとは何なのか?今日では殆ど同様の意味で使用されています。それぞれ定義上は違いをもち、小売や流通のみならず、ITでも使用されているのが現状です。各言葉を英語から捉えると、ベンダー(Vender:売り手、売主、販売店、販売会社)、サプライヤー(Supplier:商品供給業者、納入業者)、メーカー(Maker:製作者、製造元)となります。この日本語訳で比べると、曖昧になるのもわかる気がします。大まかには理解していても、何を示すのかとなると混在している現状があります。さらには、バイヤー(Buyer:買い手、仕入れ係)というのもあります。これらのポイントはまず、どの視点に自分自身を置くかで決まってきます。

見てみよう!ベンダー/サプライヤー/メーカー

  • メーカー:製造/開発業者。つまりは、商品を作った会社
  • ベンダー:販売会社。販売店。売り手、売主。製品開発だけではベンダーとは呼ばない。
  • サプライヤー:供給元。メーカー視点では、部材原材料を提供してくれる取引先。

混同してしまうのは、自分がどこに視点に立っているかを言葉を知っているがゆえに、混乱するからです。

メーカー

・製品を製造して、お店など店舗で自社製品を販売してもらうために、流通させる会社。

ベンダー

・メーカーからモノなどを仕入れ(購入して)消費者に販売する会社
“販売しているお店”をメーカーの立場で指す言葉

サプライヤー

・あるモノやサービスを“販売しているお店”の立場から見た仕入先(購入先)
メーカーの立場から見た、部材原料の供給業者

バイヤー

・お店の仕入れ係
・モノの買い付けをする人
・トレンド、顧客分析をして商品選定、価格決定を行う人

 

まとめ

簡単に整理してみました。

ベンダーは、ベンディングマシンと言って、自動販売機を表す言葉もあります。また、IT業界では、ソフトウェア開発とそのサービス、システムや製品の提供する(販売する)会社を指します。その他、メーカー兼ベンダーという企業も多数存在します。

繰り返しになりますが、まとめのまとめをします。

基本的には、

『ベンダー(Vender)』は、

取引先、ユーザー、消費者へモノやサービスの販売、提供する

 

『メーカー(Maker)』は、

製品の製造、開発を手がけ、製品化して販売する

 

『サプライヤー(Supplier)』は、

部品、部材、製品を提供する供給元、供給業者、納品業者

これらは言葉の意味となります。自分自身がどこの立場、視点で見るかにより、それによる関係先が何になるかが変わってきます。

視点をずらすことなく確認してみてください。

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