商品を販売するための方法。個人でもネットショップ小売がわかる。
投稿日:2017年8月8日 更新日:
商品を流通させることが全く初めての個人でも企業でもモノを作り販売するときには、どこで販売するかは考えます。ネットショップと実店舗はどちらがいいのだろう。とか。どこで販売すれば良いかは、販売するモノによって異なります。また、販売戦略でも変わってくるでしょう。ですので一概に言えないのですが、ここでは大きく3つの販売ルートを紹介しますので、参考にしてください。
販売ルートは大きく3つ
- ネットショップ
- 実店舗(お店)
- カタログ通販、テレビショッピング
それぞれイメージが湧きますでしょうか?
ネットショップ
ネットショップで販売しようとした場合は、
- 自社または個人でネットショップを製作する
- 既存のネットショップ(Amazon、楽天、yahoo)を利用する
このどちらかの選択となります。
自社での製作と既存のネットショップどちらにするのか
どちらで行なったとしても、メリット、デメリットが生じます。
自社サイトの場合
< メリット >
- 売上の利益が高い
- サイトデザインも自由にでき、トラブルにもすぐに対応できる
< デメリット >
- 無名、知名度なくスタート
- サイト運営(構築)に費用、人、時間、作業が必要
- サイト運営を外注した際はその費用がかかる
既存サイトの場合
< メリット >
- サイト運営(構築)の手間がなく、サポートも充実している
- すぐに販売できる
< デメリット >
- 売上の利益が少なくなる(システム手数料、販売手数料により)
- サイトデザインが自由にできない
- 同種の商品が多数存在するため、自社製品が埋もれてしまう可能性がある
販売戦略も考慮する必要がありますが、自社サイトが先か、既存サイトか先か、同時進行かの選択肢になるでしょう。
Amazon、楽天、yahooなどの既存ショッピングサイト
Amazon
- Amazonは”出店”ではなく、”出品”です。
- Amazon倉庫が発送を代行してくれますが、自社からの発送も可能です。
- 売上金額から出品手数料が差し引きされます。
- 独自の管理システムで受発注を管理します。
楽天
- 楽天は”出品”ではなく、”出店”です。
- 月額◯円の出店手数料、システム手数料がかかります。
- 独自の管理システムで受発注を管理します。
yahoo
- yahooを簡単に言うならば、オークションでの販売となります。
ここで詳細は割愛しますが、各既存サイトを検討の際は、商品販売を決めるとき、それぞれのサイトをご覧になってください。
上記ネットショップ一つを取っても選択肢が様々あります。自分で行うことも可能ですし、既存のショッピングサイト(Amazon、楽天、yahooなど)を利用することも可能です。しかし、特徴も違い、費用も違ってきます。まずは、予算や商品を考慮して、自社の販売戦略を立てることが大切です。
実店舗
実店舗で販売しようとした場合は、
- バラエティショップ
- ドラッグストア
- 量販店
- 自身で店舗を出店
の方法があります。
バラエティショップ、ドラッグストア、量販店
バラエティショップとは、東急ハンズ、LOFT、PLAZAなどが挙げられます。ドラッグストアや量販店は説明がいらないでしょう。商品の取扱いを初めてお願いする際には、各ショップが商品提案の受付をインターネット上で行なっていますので、調べてみてください。ドラッグストアや量販店に関しては、卸業者を通して商品を流通させていることが多いです。
< メリット >
- 系列店舗での取扱いが可能(100店舗あれば100店舗で取扱い)
- 商品または自社の宣伝、認知度アップに繋がる
< デメリット >
- ネット販売より、利益が下がる(直取引、卸業者経由どちらでも)
- 店舗へのアフターケアが必要となるため、人、費用、時間がかかる
商品取引を開始してバンザイとならないのが、実店舗です。取引に関しては、取引先とどんな契約を結ぶのか。”直接契約”なのか”卸業者”を通すのかで、利益にも差が出ます。また、その取引の内容も重要です。これらは以前の記事、流通経路の基礎知識と流通経路の良し悪しを参照ください。さらには、各店舗とのコミュニケーション構築も必要となります。
自社で店舗を出店
めんどくさいから、自分で出す!いやいや、ちょっと待ってください。そんな安易に考えてはいけません。
< メリット >
- 自社でコントロールできる
- 利益が高くなる(ネットショップのリアルバージョンと考えると良い)
< デメリット >
- 店舗維持費がかかる(家賃や光熱費)
自社で出店するか否かは、予算の問題でもあります。商品を流通させて、既存店舗に取扱ってもらうのと比較した際、どちらがベストか。
カタログ通販、テレビショッピング
どんなイメージがありますか?カタログショッピングは、ディノス、セシール、ニッセンなど、テレビショッピングは、ショップチャンネルやQVC、ジャパネットの他、テレビでタレントさんが出演して放送したりしているものです。商品提案に関しては、まずアポイントを電話なりで取ることが一歩となり、その後お話をとなればそれに沿って進めていきます。
カタログ通販
< メリット >
- 何万、何百万の発行部数を誇る
- カタログ通販会社のECサイト(ネットショップ)でも販売可能
< デメリット >
- 全く売れない場合がある
- 卸業者を仲介しての納品が通常
- カタログ掲載の原稿チェックの手間
単純に何百万部も発行されていれば、宣伝効果は高いですよね。ただし、何百ページの1ページであると考えたら、商品が埋もれてしまう可能性は、非常に高くなります。
テレビショッピング
< メリット >
- 視聴者数により、無限に宣伝効果がある
- 商品が言葉で、より多くの情報を提供できる
- 瞬発的な売上は高い
< デメリット >
- 全く売れない場合がある
- 商品紹介のヒトの用意
- 放送時間や商品により売上の差が激しい
- 綿密な打ち合わせやもしVTRで行う場合はその制作費用が必要
少し触れますが、テレビで実際紹介する人を雇おうとすると売上の10%程度の支払いが必要です。歩合に近いですね。また、商品の流通に関しては、売れて初めて仕入売上が発生する”消化”での導入が通常です。消化の詳細はこちらを参照ください。
いかがでしたか。各々かかる費用やヒトの作業や製造から販売まで、どこに向いている商品なのかをよく戦略を練ることが大切です。
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