フェーズとは何か。意味の使い方とステージやステップの違いを考える
投稿日:2018年1月27日 更新日:
『フェーズ(phase)』という言葉が、ビジネス用語として一般的になり、意味は何なんだ。と思う方もいます。このフェーズ、IT業界やマーケティングで頻繁に用いられていたのが、一般ビジネスシーンへ飛び火していったと考えられます。英語での”Phase(フェーズ)”には、日本語訳で”(変化や発展の)段階”という意味がありますが、加えて”工程””区切り”という意味でもビジネスシーンでは用いられています。同義としては、ステージやステップ、プロセスがあるのですが。少し整理して、考えていきます。
『フェーズ(phase)』とは何か
まず、次の図を見てみましょう。
これは、一つの例に過ぎませんが、あるモノを製造、販売しようとしているとします。
“企画””開発””製造””販売””を各ステージとした場合、
- 第1フェーズ:検討
- 第2フェーズ:企画決定
- 第3フェーズ:実行
そして次の”開発ステージ”のようになります。さらに、それぞれ各フェーズに
- 検討:会議や元となる企画検討と調査
- 企画決定:予算などを考慮と承認
- 実行:実際の開発部門や業者へ依頼
このような“ステップ”を踏んでいくこととなりますよね。また、そのステップには、どういった方法で調査していくのか、何を製造するのかという数多くのプロセスがあります。
この”あるモノ”や”あるサービス”というゴールを”ステージ”として、上記の企画、開発、製造、販売が”フェーズ”となる場合もありまし。
もう一つみてみましょう。
「逆上がりができるようになる。」これが、ゴール(ステージ)としてみます。
- 鉄棒を握る
- 足を跳ね上げる
- 回る
大まかにこれらが、”フェーズ”になり、鉄棒を握るには、手を広げるステップ、鉄棒を掴むステップが必要になります。さらに、手を広げるにはどうするのかという方法論のプロセスが存在します。
まとめ
『フェーズ(phase)』は、”段階”という意味で捉えておけば、まず間違いはないです。”一区切り”でも良いかもしれないです。ただし、ここでのステップをフェーズと呼んでいたり、プロセスがフェーズ、ステージがフェーズと呼ばれたりもします。
ある程度は、ゴールを見た上での大きいまたは中間地点での区切りを”フェーズ”と呼ぶのが一般的です。
このゴールがどこを捉えているかは、企業や業界、業種によっても異なるので、自身の仕事に合わせた呼び方で理解しましょう。
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