D2Cと通販の違いをわかりやすくポイントだけおさえてみよう。
投稿日:2021年3月9日 更新日:
D2Cは、Direct to Consumerの略、通販とは、ECと言われるElectronic Commerceの略で、日本語では電子商取引のことを指します。いったいこの2つは何が違うのでしょうか。B2C(Business to Consumer)やB2B(Business to Business)であれば、少しは、馴染みがあるかもしれません。D2Cもこの系列の用語にあたり、大きく括ればインターネットでの販売を中心としている点からECとなります。ますます、違いがわからなくなります。なので、一旦ポイントだけをわかりやすく整理していきます。さっそく見ていきましょう。
D2C(Direct to Consumer)とEC(Electronic Commerce)とは。
この2つ、大きく括ればどちらもインターネットを中心として販売をしているいわゆる通販と言えます。ここで、一旦、定義をします。
D2C(Direct to Consumer/ダイレクト・トゥー・コンシューマー)
直訳すると”消費者へ直接”。
『企画、製造から販売までを自社で行い、尚且つ自社サイトをメインに消費者と取引をする』
EC(Electronic Commerce・通販)/エレクトロニック・コマース
日本語訳では、電子商取引と言われます。通信販売、”ネット通販”です。
『ネットショッピング。実店舗ではなく、インターネットを介しての商品販売で消費者と取引する』
このように定義できます。
D2CとEC(通販)の違い
定義を見ただけだとよくわからないです。
【 共通点 】
・実店舗を持たず、極力、仲介業者を介すことなく、インターネットを通して販売する。
【 違い 】
EC(通販):消費者になるべく費用をかけず効率的にモノ・サービスを提供する
D2C:消費者にストーリー(ブランド)とともに効率的にモノ・サービスを提供する
EC(通販):モノ・サービスの企画、製造、マーケティングなどは、販売店以外が行う
D2C:モノ・サービスの企画、製造、マーケティング、販売まで、自社で行う
主にこの2点です。
まずは、
“自社のみで企画製造、販売まで行うモノ・サービス(インターネットを駆使してね。) = D2C”
これをおさえましょう。
単純に”インターネットを介して販売するという点では、D2Cは、EC(通販)に含まれるかもしれません”
結局どういうこと?
amazonや楽天で自社つまり、企画製造、販売まで行っているメーカーが直営として出店している場合もあります。しかし、このお店で販売している製品は、そのメーカー自社のものだけのはずです。
ん〜これってEC(通販)だよね。大枠ではそうですよね。
決定的に言えるのは、
マーケティングの部分です。一般的な通販であれば、これは、メーカー側のお仕事で、仕入れている販売店は行いません。
D2Cは、よく”モノ”ではなく、”コト”を売っていると表されます。つまり、
その“ブランドの想い”や”ブランドのストーリー” = 体験を売っているということです。
もっと掘り下げれば、
『モノやサービスではなく、ブランド自体のファンを獲得していく』
熱狂的なファンをうむために、
・リスティングやLP広告
・SNSでの発信
このような方法を駆使していきます。
まとめ
共通点でもあげたように、インターネット経由で販売を行う点は一緒です。
いわゆる通販(EC)と呼ばれるのは、その価格や機能性がポイントとなり、より安く、より良いものを。が優先されます。つまり、製品ありきともいえます。
そして、D2Cは、自社で製品の企画から製造までを行っています。この企画段階でコンセプトを作り、ストーリーを構築して、製品とリンクさせ、ファンを獲得していきます。つまり、製品(モノ)+コトのストーリーで、ファンを作り出す+製品も売る。
このような差があります。
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