キャスト/クルーの違い。スタッフ/アテンダントの意味と仕事は。
投稿日:2017年8月12日 更新日:
アルバイトやパート、派遣社員や契約社員や正社員。あなたの会社や店舗では、どのような呼び方をしているでしょうか。キャスト?スタッフ?クルー?アテンダント?とは何か。これは、何もアルバイトやパートだけに使われるものではありません。よく見かけるのは、求人誌です。”キャスト募集!”のような。そして、募集の区分が、”正社員””アルバイト”のように分けられている形が多いですよね。店員さん、アルバイトさん、パートさん。何だかこちらがすごく馴染み深くないですか?近年いつの間にか呼び方が多様になり、複雑になってしまい、なんとなくなイメージでそれぞれ捉えているのが大多数ですので、ここで整理していきましょう。
クルー(Crew)とキャスト(Cast)の意味
クルー(Crew)
英語では、飛行機や船の乗務員、乗組員の意味です。テレビとかでは、カメラクルーとか耳にする事ありますね。コンビニエンスストアやマクドナルドなどの飲食店、ソフトバンクもアルバイトやパートの事をこの呼び方を使用しています。
キャスト(CAST)
英語では、配役の意味です。テレビドラマのキャストなんかは、まさにこの意味で使用されていまし、夢の国がそこで働く人をキャストと呼び、お客様をゲストと呼ぶのが典型例です。主に、エンターテインメント系のテーマパークなどの職種でこの呼び方を使用しています。
スタッフ(Staff)とアテンダント(Attendant)の意味
スタッフ(Staff)
英語では、職員の意味です。こちらは単純にスタッフという呼び方が浸透していますよね。編集スタッフなど”職種+スタッフ”の形で主に使われています。
アテンダント(Attendant)
英語では、案内係、接客係の意味です。有名なのはCAのキャビンアテンダントですね。まさしく英語の意味ですね。コンシェルジュと近い意味があります。
仕事内容が何か違う?
それぞれの意味を整理したところで、仕事内容や業務について見ていきましょう。広く見れば、全てスタッフです(上の図)。”そこで働く人”という事です。仕事内容についてもその職種の募集している”内容””業務”になります。では、なぜ、呼び方が様々なのでしょうか。クルーもキャストもスタッフもアテンダントも、募集している企業の職種に合った呼び方で募集を行っています。
メリットがあるから?
簡単にいうと”格好良くないですか?”馬鹿な事をと思いますが、”従業員募集!”より”スタッフ募集!”ですし、”クルーになりませんか?”の方が、印象良くないでしょうか。イメージですが”仲間募集”のようで。それがポイントなのです。業界や企業で多く使用されている呼び方が採用されて、私たちの目に触れて浸透していっているのです。実際何のためなのでしょう。
- 良いイメージを持ってくれる。
- アルバイトやパートの意識を高める。
- チームワーク、仲間を大切にするイメージをもつ。
- アルバイト、パートと正社員の溝を埋める。
これらは、どちらかというと、募集をする企業側の見る私たち応募する側に対するイメージ戦略です。実際、業界や職種のイメージが向上し、応募が増えますし、クルーという呼び方は、”チームや仲間”のイメージがスタッフより増加します。キャストやアテンダントだと少し特別な印象さえ持ちます。そして、カタカナに弱いというのもあるでしょう。このようにカチカチな日本語より柔らかいイメージを持たれ易いですよね。
そして、業界もあります。先の例で夢の国を出しましたが、働いている人たちは、クルーやキャスト、お客様はゲストです。これは、トータルで”演出”をして、心地よい空間を作り上げているのです。
つまり、私たち応募する側の立場として、大切なのは呼び方でなく、やはり、募集している業種や職種となります。就職参考は内定をもらうための面接準備に必要な自己分析にしてみました。ぜひ参考にしてみてください。
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