個人3C自己分析。就活・転職活動で内定をもらうための戦略。
投稿日:2017年8月13日 更新日:
一次面接、二次面接、最終面接、就職活動や転職活動を行えば、新卒採用でも中途採用でも、内定をもらうため、必ず面接は付いてきます。各企業、回数は違えど、そのための準備はするはずです。企業研究や自己分析。もちろん内定をもらっても、他社との状況により保留したり、辞退したりもあるでしょう。それは、個人の判断ですし、否定もしません。しかし、活動を始めるにしろまずは、自己分析は必須。人が自分をどう見ているかを聞いて回ったりもするでしょう。その際、使えるのが、3C分析となります。
これは、本来、マーケティングの分析方法ですが、今回は、自己分析に簡単に応用できるようにしていきます。
3C分析とは
3つの頭文字をとって、”さんしーぶんせき”と読まれることが多いです。
- Customer:市場、顧客
- Competitor:競合
- Company:自社
これは、新規参入や自社戦略の見直しに外部要因の市場と顧客、内部要因の競合、自社を照らし合わせて、強みと弱みを整理し、自社が取るべき戦略の立案を導くものです。
Customer:市場、顧客
市場と顧客分析では、自社の事業にどんな顧客がいるかをみていくものです。
- 市場規模:顧客の大きさ(顧客数)
- 市場成長:今後の伸び率
- 顧客ニーズ:顧客が求めていること、顧客がどう変化しているか
Competitor:競合
競合分析では、文字通り、競合他社の把握です。市場、顧客分析での顧客の変化について、競合がどう対応して、どんな結果を得たかを把握します。
- 競合他社の市場変化(顧客変化)への対応
- 競合他社のその対応(何をしたのか/経営資源の投入)での結果
- 競合他社の結果(成功/失敗)を得た理由
Company:自社
自社分析では、市場分析と競合分析を基に、自社での課題、どんな戦略が取れるのかを検討します。
- 競合ができてない部分への戦略
- 自社の経営資源(モノ、カネ、ヒト)
- 自社と競合の比較
以上がマーケティングにおける3C分析の使用法です。市場、顧客、競合、自社を別々に捉えるのではなく、繋げて考え、自社の戦略立案を検討します。
就活、自己分析への流用
ここから、先述した3C分析を自己分析へ変換していきましょう。
市場、顧客 → 企業分析
あなたが受けている”企業”の分析です。取り扱うモノや企業規模、店舗で扱われているモノでは実際見に行って見たり、公開されていれば経営状態まで、いわゆる”企業分析”です。興味がなければ、応募の選択はしていないはずなので、企業HP(ホームページ)で確認できますよね。
- 企業を知った上で、自分をお客様としたとき、どんな部分がメリットでデメリットは何か
競合 → 競合他社、他の人の分析
あなたが受けている”企業”の競合他社の分析です。これは、説明不要かと思いますが、どんな所が競合相手かです。
次の他の人の分析については、他に応募している人がどんな人達かということです。これは非常に重要ですし、あなた同様にその企業に興味はあるはずなので、それを抜きにして考えます。
- 一次面接では重要優先順位から少し外れますが、二次面接、最終面接と進むにつれ、残っている人たちに能力、人柄に差が出てきません。最後の決め手を探るのです。
- 競合他社の分析と比較し、応募企業の強みと弱みを考えます。完璧でなくてもまとめて軽い企画書のような形に整理すると良いのではないでしょうか。提出しても良いです。
自社 → 自己分析
あなた自身の分析です。性格はもちろんですが、加えて、企業分析、競合分析をしたのを基に、あなたがその企業で何ができるかを考えることです。
- 企業分析、競合分析を基に、自分の強み、弱みを再整理(友達、家族へのヒアリング)
- 企業分析、競合他社を基に、応募企業で何ができるのか
分析編:ジョハリの4つの窓図で自己分析を簡単にわかりやすく使い意味を活かす方法
基礎編:マーケティングとは簡単にいうと何かがわかる基本と意味の戦略入門
まとめ
この3C分析で大切なのは、個々別々に捉えるのではなく、繋げて考えることが必要だということです。就職でも転職でも、応募企業で何ができるかはポイントです。特に、転職の際は、あなたが現在までの経験を踏まえた上で、何ができる人なのかは大変重要なポイントです。企業研究や競合他社の研究では、自分なりのアイデアなり感想を整理し、まとめてレポートにして、面接が進むにつれ、提出して行っても良いと思います。
大きく分けると
- 自分の強み、弱み
- 自分がお客様だった場合の応募企業の強み弱み、相手取引先が導入するメリットデメリット
- 競合企業や他の応募者を知ること
この3点です。これで自分の戦略を練ります。無論、これが全てではなく、人柄もあります。そして、この分析は一回で終わりではありません。一次面接、二次面接とその都度これを使い、整理することで、自身への課題や反省も整理します。面接なりで落ちてしまったら、次の応募企業へのステップとなります。少しでも頭の中を整理して、準備すること。そして、一次、二次、最終面接と進み、最初の一歩として、内定を勝ち取リましょう。
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