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平均時給を計算して、経営者脳と従業員脳を考えてみる。賃金との違い。

投稿日:2017年12月16日 更新日:


突然ですが、自分のお給料を時給換算するといくらになるのか計算したことことありませんか?正社員や契約社員だと、月給制、日給月給制、年俸制などがあり、あまり意識することはないかもしれません。一方、アルバイトやパート、派遣社員であれば、時給(1時間当たりの給料)が提示されているので、わかりやすいでしょう。また、平均賃金と平均時給の違いを理解していますか?さらには、経営者の考え方と従業員の考え方の基本的な違いは何なのでしょうか?

平均賃金と平均時給

本題に入る前に、「”平均賃金””平均時給”とは何なのか。」をみておきます。

平均賃金とは

平均賃金とは、「平均賃金を算定すべき事由」の発生した日(賃金締切日がある場合においては、直前の賃金締切日)以前3ヶ月間にその労働者に対し支払われた賃金の総額を、その期間の総日数で除した金額をいう(第12条1項)。

出典:Wikipedia

“平均賃金”と言われるときには、「平均賃金を計算しなくてはいけない事態」が発生した際には、「こんな風に計算してくださいね!」と”労働基準法”で定められているもののことです。

つまり、その”計算しなくてはいけない事態”以外では、使われることのない”言葉”です。ただし、”最低賃金”など”賃金”自体は、日常使われます。

労働基準法第12条→

http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000049&openerCode=1

ここでは、“給料の相場”とは違う意味であることを理解しておけば十分です。

平均時給とは

従業員一人の労働時間1時間あたりの時給です。

平均時給(円)= 総人件費 ÷ 総労働時間(想定労働時間)

あまり気にすることのない平均時給ですが、自身の給料を時給換算する場合には、こちらを使って応用していきます。

月給を時給換算してみる!

あなたの時給はいくらですか?

時給換算する際には、先ほどの式を応用します。

例えば、月給25万(残業代、手当を含む)、1日8時間勤務(休憩、休日を除く)、月間勤務日数21日だとします。

月間総勤務時間 = 8時間 × 21日 = 168時間

平均時給 = 250,000円 ÷ 168時間 = 1,488円(1488.09…)

平均日給 = 250,000円 ÷ 21日 = 11,904円(11,904.76)

つまり、時給約1,488円ということです。

これは、手取りを基本とした方が正確です。そして、残業時間などがあった場合は、

平均勤務時間 = (基本勤務時間×勤務日数+残業時間) ÷ (勤務日数)

で計算してから”平均勤務時間”を求めましょう。通常は、給与明細に記載があります。

年収で考えるならば、賞与も含んで計算します。

この時給換算。実は、求人情報などでも比較の際、注意力が高まります。数字だけ読むと月給や賞与が高い方が良いでしょう。しかし、年間休日数が少ないため、時給換算すると安くなり、逆に月給はそれほどでもなく、年間休日数が多いため、時給換算すると高くなる。などの現象が起こるのです。

これは、どちらが良い悪いとかではないですが、参考にして、自身の働き方を考える一つの要素にはできます。

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経営者脳と従業員脳

さて、今までは、従業員側から”時給”をみてきました。あなたが”あるお店の経営者”だったら、どう考えるでしょうか?

例えば、マッサージ店60分4,000円を経営したとします。そして従業員は、時給1,500円で2名雇っています。

1日8時間営業で毎時間2名とも、途切れることなくお客様が来ていたとしましょう。すると、

1名(時給1,500円) x 8時間でお客様から4,000円売り上げます。

売上 = (4,000円 × 8時間) × 1名(従業員) = 32,000円  × 2名(従業員) = 64,000円

1名あたりの人件費は、

(時給1,500円 × 8時間) × 1名(従業員) = 12,000円

64,000円(売上) − 24,000円(人件費2名分) = 40,000円

つまり、40,000円が利益(もうけ)となります。さらに時間で考えれば、1時間に1名が1人のお客様を接客すると、

4,000円(売上) − 1,500円(人件費) = 2,500円(利益/もうけ)

となっているのです。途切れなくお客様が来れば、利益(もうけ)は大きくなりますが、途切れ途切れになると、人件費の方が大きくなります。税金やテナント料など細かいことはありますが、経営者の脳は、単純に捉えると、こんな風に考えているのです。利益(もうけ)を大きくしたければ、店舗を増やして、何倍にもしていくでしょう。

自分自身の時給換算はしても、中々ここまで考えますか?

しかし、もう一度言いますが、ビジネスをしている経営者は、このように考えているのです。

これは、モノの販売でも、サービスの提供でも言えることです。

こちらの関連記事である、人時生産性や人時売上高も参考になります。

『人件費と労働分配率の計算』→ 人時生産性、人時売上高

『採用費用について』→ 人一人雇う費用には

まとめ

“私の時給が!私の時給が!”ばかりでなく、求人広告や経営者目線の参考として捉えてみるとより冷静な視点を持つことができます。

特に、雇われていて、時給換算する際には、自社の製品やサービスについて経営者目線から新たな発見が生まれるかもしれません。

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